平成日本、辺土の現実

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山口サビエル記念聖堂

室町時代、西の京といわれた山口は、今は訪れる人も少ない静かな小都市だった。国宝、瑠璃光寺五重塔を見てのかえり、ケヤキの大木が立ち並ぶ、緑滴る並木道の切れ目から、てっぺんに奇妙な飾りを付けた二本の高々とした白い四角柱がみえた。通りかかりの人に聞くと、ザビエル教会だという。

そういえば山口は、ザビエルが大内氏の許しをえてキリスト教の布教活動を始めた土地だった。あの四角柱の根っこに何があるのかも見てみたい。

まだ真新しい三角形をした白い教会が小高い丘の一角に立っていた。キリスト教、特にその中でもカトリック教の教会堂はたいてい、長崎の大浦天主堂などの例に見られるように、高い場所を択んで見上げるように高い尖塔を中央にして建てた建物が、あたりに強烈な威圧感をあたえて立っていることが多いが、ここではこの特徴がやや和らいでいた。(写真は、山口市観光案内処のホームページから借用)
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この教会は、正しくは山口サビエル記念聖堂といった。礼拝堂は二階にあって、行くと案の定、信者か非ずか日本人どうしらしい二人の結婚式の真っ最中だった。

一階はクリスチャン記念館と名づけた展示室だった。入って行くと、若い女性に呼び止められた。300円の入館料が要るという。「あれ、入館料が要るの?そんなこと何処にも書いてなかったよ」と言うと、彼女は「ここに書いてあります」と言って、仕切りのガラスの壁の隅を指さした。マジックで料金を書いた紙切れが貼ってあった。西洋人ないしキリスト教に特有の偽善の匂いをかすかにかいだような気がした。

一つ興味深い物が目に留まった。十字架を握って高くかかげたザビエルが、甲冑をつけ武器を手にした数人のポルトガル兵といっしょに南洋のどこかの島に上陸しようとしている絵のパネルと、その説明板である。美辞麗句を並べた説明板の内容とはうらはらに、異境の土地でのキリスト教伝導と征服支配は一体だったという、今では常識となっている歴史事実がいや応なく思い出された。
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by ekisaitosuru | 2009-04-28 20:34 | キリスト教

<福岡県の現実・その一> 破廉恥な公共工事、これが麻生県政!

福岡市の南郊、春日市を貫いて流れる牛頸川は、大野城市に入って御笠川に合流する。

その一部、県立春日公園に近い春日二丁目と春日三丁目の間ほぼ300メートルの区間、ゆるやかに蛇行しながら流れていくあたりを、福岡県那珂川土木事務所が執拗にいじくり回している。
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早春とはいえ未だうすら寒い3月の中旬、その日は青空が広がって、しのび寄る暖かさに心がなごむ昼過ぎだった。久々に遠出の散歩をかねて春日公園に向かった。

いつものように、元宮公園の裏手の川に沿った道に出る。そこで又もや、川床に入ったオレンジ色のブルドーザーやショベルを見たのだ。又もやというのは、10年ほど前にも、その近くの川底でブルドーザー、ショベルを動かしながら働いている人たちを見ていたのである。工事のあと出来上がったのは、水流の細くなってしまった川床の豪華な遊歩道だった。
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この元宮公園や春日幼稚園の裏手の道を、月に2、3度は通っている。その都度いやでもこの遊歩道を見下ろすことになるが、この10年ほどの間、この遊歩道に下りて散策を楽しんでいるような人影を見かけることは一度もなかった。たまたま見かけなかっただけだと言われるかも知れない。だが、10年というのは、そう軽く言いあしらわれるような期間ではない。
そのことは、10年後の今の姿が、紛れもなく証言してくれないだろうか。
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今の工事は、10年前の工事のすぐ上流の区間で行われているようだが、よく見ると既に出来上がった個所もあって、荒れやすい川床に何故こんなものがと、目を疑うばかりの豪勢な遊歩道の一部が、昼下がりの日の光をキラキラと跳ねかえしていた。
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国も、県も、市町村も、等しく財政危機にあえいでいて、必要な行政需要に十分に応えられずに苦しんでいると聞く。麻生知事は何のためにこのような馬鹿げた工事にいそしむのか?
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by ekisaitosuru | 2009-04-14 23:23 | 行政